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産むぜベイビー!トップ > 産むぜ!インタビュー > 第3回 意図せぬ妊娠を プラスに変えるストーリーvol.1


清原さんは現在K大学に通う現役女子大生ママ。 2004年5月に当時付き合っていた同じ大学の彼との間に 「意図せぬ妊娠」が発覚。妊娠が発覚したのは、なんと妊 娠8ヶ月目のことでした。同年8月に無事女の子を出産。 経済的、社会的に決して良いとは言えない状況において 出産を決意した彼女の当時の心境と今を追う。

子供は欲しいと思っていましたか?

当時は子供を欲しいとは思っていなかったですね。 ただ、妊娠発覚時に「堕ろしたい」と思う気持ちは一切 ありませんでしたね。むしろ愛おしく思いました。ちなみに、 妊娠約8ヶ月目の時に、自分が妊娠していることに気づい たので(エコーで赤ちゃんの目や鼻がはっきりと分かるくら いになっていました)、赤ちゃんを堕ろす選択肢なんて、そ もそもなかなかったんですけどね。笑

妊娠が発覚した時の周囲(ご家族)の反応はどうでしたか?

両親に伝えることができず、姉が私の代わりにこのことを電話で伝えてくれました。 話を聞いた両親は、当時私の住んでいたマンションにすぐ駆けつけてきて、怒鳴られるのは覚悟 してましたが、冷静な父は、「もう子供には目も耳もついていて、外の音が聞こえるんだ。母親の 気持ちだって、もちろんわかっている。今話をしていることも聞こえている。この子を否定するよう なことは絶対言ってはいけない。お前が不安なら子供だって不安になるだろう。神様が与えてくれ た大切な小さな命だから、責任もって育てなさい。」と、言ってくれました。 父も母もこんな未熟な私を責めることなく、受けてとめてくれました。本当に心から嬉しくて、涙が 一気に溢れてきました。

双方が学生ということで、出産に戸惑いや不安(将来への)は?

正直不安を感じたことはありません。家族という味方がいてくれることで心強かったです。夫も就職 先をきちんと見つけると約束してくれましたし、そういう面では私はとても恵まれた環境でした。

その後の妊娠中の 心の支えは何でしたか?

もちろん家族ですが、その中でも母でしたね。 最初は複雑そうだったけど、「靴下履きなさい!体冷やし てどうするの!」などと注意してくれたり、妊婦さん用の料 理本を買ってきて、貧血気味の私の体を気遣ったりしてく れました。妊娠中だけでなく出産後も、私の場合2ヶ月目に は、すでに学校に通い始めたから、夜鳴きした時とか赤ち ゃんが熱をだした時とか、おろおろして何もできない私に、いつも母が替わってみてくれました。 本当に母には支えられました。今でもですが。



さて出産時ですが、不安や恐れはありませんでしたか?

痛いから「怖い、不安だ。」なんて言っていたってしょうがない!痛さの想像なんてしたって無意味! そりゃ痛かったですよ。だけど、自分の血をわけた子供が生まれる喜びには代えられない。だから、 そんな痛みのことよりもっと違う気持ち、生まれてくる嬉しさしか考えませんでした。お腹に子供が いるってわかったら、自然と、怖さより楽しみの方が大きくなるものです。 産まれたあとは、「やっとでた!すっきり~。」って感じ(笑)。便秘が解消したって感じかな。

出産「前」と「後」とで、 生活において変わったことは?

娘が産まれる前は本当にだらしない生活をしていました。 部屋は汚い、授業はでない。しょっちゅう飲みにいっては 起きるのは昼すぎ。こんな生活が一変。健康一色になりま した。自覚ができましたね。守るべきものができたおかげで 強くなれたし、常に娘を全力で守ろうと思っています。

出産して本当に後悔はないですか?

子供ができたことで、地元の懐かしい友人とも交流ができるようになったし、何かを見て感動する 純粋な子供をみていると、今までとは違った新しい自分に出会えることができるようになりました。 こんな素敵なことはないです。たくさん周りの人達がこの子が生まれてきたことを祝福してくれて、 家族はこの子が生まれたことでより仲良くなって、毎日家では笑顔がたえません(笑)。

どのように育児をこなしていますか?

全部一人でやろうとしないで、甘えられるときは甘える! 自分一人で何もかもしようとすると、子供を過保護に扱い すぎて親離れも、子離れもできなくなると思います。 私の姉や学校の友達が家に遊びにきてくれて、私が忙しい 時に、子供の面倒をみてくれます。 人に頼るところは頼る。家族であれ、親戚であれ、友達で あれ。そうじゃないと子育てが辛く、しんどいものになってしまうと思います。「自分がしなくてはいけない」とか、「この子は自分じゃなきゃダメだ」とか、そんなのは思わないようにしています。たくさんの人が助けてくれることで、人見知りをしない子供に育っています。 「頼る」こと。これは本当に子育てをするにあたって大切なことだと感じています。



子供と接する上で、特に心がけていることは何ですか?

「いただきます」「ご馳走様」をきちんと言わせるとか、靴をきちんと揃えなさいとか、そういう基本的 なことは教えてはいるけど、厳しくしつけたり、細かく口やかましくは言わないようにしてます。 とにかく自分で自然と覚えさせるように私が行動で示すよう心がけています。あと、ごはんに関して、 私の家では子供に離乳食を食べさせていません。なるべく大人と同じものを食べやすいように細か く切って食べさせます。よく動物に子供を近づけてはいけないと言いますよね。でも私の家には犬が 2匹いるのですけど、産まれてすぐの時から手を舐めさせたりしていました。私は子供に気を使うあ まりに、神経質に行動を制限する必要はないと考えています。そうすることで、子供は色んな刺激 をうけるし、体がそれに順応すると考えています。なるべく自然に。だって、昔の人は離乳食もなけ れば、家畜だって飼っていたのですから、あまり過保護になるのもどうかなって思います。


どのような場面において 子供をもった喜びを実感しますか?

食事している時と寝顔を見ている時ですね。食事中はよく 食べ物をこぼしたりして大変なんですけど、食事中は何か しら面白いことをしでかしては楽しませてくれるんです。 食事中に一番言葉を覚えるし、大人のしゃべり方やしぐさを 真似するんです。娘がいると食卓の雰囲気が全然違う。 本当に明るくなります。 寝顔を見ていると、妊娠した時のことを思い出して、本当に産んで良かったって思えます。

一児の母になって、何か考えさせられることはありますか?

最近子供の虐待や育児ノイローゼ等のニュースがよく目につくようになりました。こうして自分が 母になってみて、もし子供が重度の病気を抱えていたり、夜鳴きがひどかったりして、一人で悩 みを抱えていたりすると、「ひょっとしたら私も。」と、子供をもってはじめて母親にしか分からない 辛さとかが実感できるようになりました。 子育ては女性だけの仕事と思われている部分はありますよね。「がんばろう!」という気持ちの反 面、うまくいかない時もあるし、周りの期待に着いていけない時も出てくると思うのです。社会全体 がもっとそういう部分で妊婦さんやお母さんに対して、目を向けてくれるようになれば嬉しいですね。

あなたにとって子供の存在は?
また、子供に教えられることは?

子供は「幸せを運んできてくれる」存在です。 デパートへ行くと、ワンフロア全員の店員さんに「バイバー イ、チュッ」って投げキッスをして、みんなの顔を笑顔に変え てしまう。家族どころか見ず知らずの人まで笑顔に変えてし まうんです。その時この子の凄さを感じます。 教えられることはたくさんあります。 子供は怖いですよ。だって大人の真似しますからね(笑)。子供には「あれしちゃダメ、これしちゃダメ」って言っておきながら、自分はできてないことが多い。子供がいけないことするのは自分がやってるからなんですよ。当たり前だけど、なんにも知らずに生まれてくるんだもん。 「人の振り見てわが振りなおせ。」とはよくいったものですね。



最後に一言お願いします。

家族がいたからこそ、ゆとりをもって子育てすることができました。妊娠することで、今までしていた 事もできなくなったり、自分の時間がなくなったりするのは、避けられないことなんです。 だけど、そんなことは子供が元気に成長して、笑っている姿をみれば、何とも思わなくなります。
子供は考えているよりずっとたくましく成長してくれるし、私も一緒に成長することができます。 この子が「家族のありがたさ」を教えてくれたんです。子供を育てる喜びを与えてくれたこの子に 感謝します。
そして勇気付けてくれた家族にもありがとうの気持ちでいっぱいです。



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